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基礎の話①「鉄筋の量」

2022年10月07日

こんにちは、隅です!

またブログ更新が遅くなってしまいました...

 

野々市市新庄では引渡しを行いました。

 

 

資料請求をいただいた時になんだか見覚えのある名前だな~と思っていたのですが、話を聞きに来ていただいた時に

「あっ!」高校時代のサッカー部の先輩ではないですか!となったお客様。こんなご縁もあるんだと嬉しくなりました。

2つ上の先輩なので打合せ時はなんだか少し緊張してしまいました。笑

またこれからよろしくお願いいたします。

 

かほく市白尾では基礎時代を経て

 

 

構造計算された基礎

それぞれの場所によって構造計算で導き出された基礎の高さや鉄筋の量となっています。

詳しい話は後程...

 

 

建て方は天候に恵まれ青空の下行われました。

 


 

このお家は耐震等級2(許容応力度計算)の壁付加断熱、床付加断熱のお家になります。

 

さて、先ほどあった基礎の話について、その中でも今回は「鉄筋の量」について。

まず鉄筋コンクリートというのはどういうものなのか簡単に

コンクリートの構造的に弱い部分を鉄筋が補い、鉄筋の構造的に弱い部分をコンクリートが補うことで成り立っています。

少し詳しく言うと、コンクリートは両側から引っ張られる力に弱く、鉄筋は両側から押される力に弱いのでそれぞれが補いあうことで鉄筋コンクリートができています。

 

先ほど構造計算によって基礎の高さや鉄筋の量を導き出すと書きましたが鉄筋の量や基礎の高さが基礎全て同じであるということは構造計算をするとほぼありません。

木材の構造で考えてみても力が多くかかる場所やそこまで力がかからない場所では木材の大きさが変わります。

 

 

写真のように力のかかり方の違いによる木材の寸法が違ってくることは何となくイメージできると思います。

基礎も同じようにそれぞれの場所で力が違ってきます。その力のかかり方による鉄筋の量や基礎の高さは構造計算をしないと正確に分かりません。

 

 

こちらが構造計算された基礎

かなりわかりずらいですが色分けされているようにそれぞれの場所で鉄筋の量が違っています。

厳密にいうと鉄筋の量だけではなく鉄筋の大きさも違います。

計算をすると鉄筋の量も増えその分コストも上がりますし、施工も少し難しくなる部分も出てきます。

しかし、計算をするとここまで違うのかと分かるので計算せずにはいられませんね。

 

こんな計算家を建てる時には当たり前にしているんだろうと思ってしまいますよね~

計算をしない場合は設計士さんの判断によって決めれられるので自分が信じられる設計士さんが根拠を持ってこれで大丈夫となれば問題ないのかもしれませんね。

 

次回は構造の話②「地中梁」のお話です。お楽しみに!

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