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上棟時から断熱、結露対策?

2022年12月19日

こんにちは、隅です!

 

何個か前のブログで書いたBISという北海道生まれの断熱技術者の資格の試験結果が発表されました。

結果は...

 

 

合格!

試験の内容はほとんどが日常的に勉強していたものの一部でしたのでそこまで問題はなかったのですがやはり「試験」となるとどんなものでも少し緊張してしまいます。笑

これから北海道建築技術協会に登録して初めてBIS資格者になります。

BIS資格者になったからといって何もできることは増えませんが知識を蓄えるのに有意義な時間でした。

 

さて、津幡町では上棟が行われました!

 

 

上棟前は雨ばかりでしたのでどうなることかと思いましたが秋晴れの中での上棟となりました。

暑くもなく若干肌寒いかなという気候で大工さんの動くスピードも心なしか速く感じました。

 

 

ホウ酸処理(シロアリ対策)をする時に上棟時にしか施工できない箇所もありますので上棟中にホウ酸処理業者さんも一緒に作業していただきました。助かります。

 

こちらのお家は勾配天井のある耐震等級2のお家。

 

 

 

上棟時から何となく勾配天井の形が見えてきて楽しみが膨らみますね♪

 

桁上断熱という方法を取っている部分もありますのでそこも上棟時に断熱材を施工します。

 

 

壁と違って断熱材を置くだけなので割と楽です。

 

上棟中隅や新田はボーっと突っ立ているわけではなくゴミを拾ったり飲み物を買いに行ったり実は色々と動き回っています。

その中の1つをご紹介

 

 

構造材にはこのように金物(穴の中の金物)が取付けられています。

木材の手前が室外、奥が室内です。

 

 

それを上のようにウレタンフォーム(断熱材)で埋めて

 


 

ウレタンだけでもいいのですがカットしてたり不安なので気密テープで処理します。

 

これらは金物からの熱の出入りを防ぐために行っているのですが金物が外に面していると冬場キンキンに冷えることは何となくイメージできるかと思います。何もしなければそれが室内に繋がっていることになります。

さらに材料の熱伝導率を見てみると分かります。

(熱伝導率が高いほど熱の出入りが大きくなります)

 

高性能グラスウール断熱材は約0.040W/m・K

木材は約0.100W/m・K

金物は約80W/m・K

金物が沢山熱を通すのが分かりましたね。

熱を通すだけならまだしも結露に繋がる可能性もあります。しかも見えない所で...厄介です。

 

金物に目が行きがちですが木材も断熱材に比べると中々熱を通していますね。

この対策としては付加断熱など木材の外や中にさらに断熱をすることで木材を防御してあげることができます。

これら金物や木材の熱の出入りが熱の橋と書いて熱橋と言います。

上棟時から断熱、結露、熱橋対策は始まっているのです。

 

いつもバタバタとしておりますがやはり何度上棟しても楽しい。

 

 

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