有限会社 端工務店

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地盤改良工事中

2023年07月25日

こんにちは、隅です!

 

2週に1度大阪で行われている全館空調設計講座も半分が終わりました。

たくさんの計算しているので頭にパンクしそうですがより細かく住宅の空調について学べて非常に面白い。

先日講座の前にある場所に行ってきました。

 

 

その場所というのがなんばグランド花月!

私は昔からお笑いが好きで一度は行ってみたいと思っていたので願いが叶いました。

結構出番前の芸人さんを見ることができると聞いていたので期待していたところカベポスターの永見さんがいらっしゃいました。

生きてきて1番に近いくらい興奮したかもしれません。笑

私は話しかけたりはできませんので見守るのみ。

また機会があればぜひ訪れたいですね。

 

さてさて、それはさておき金沢市しじま台の現場では地盤改良が行われています。

色々と時間がかかっており申し訳ございません。

 

 

今回は砕石パイル工法で地盤改良を行っています。

砕石パイル工法というのは簡単にいうと地盤の強いところまで穴を掘りそこに砕石を入れて転圧を繰り返し砕石でできた円柱の柱が地面に埋まっている感じです。

 

 

赤丸のように砕石の塊が等間隔にあり、それが地盤改良された場所になります。

砕石で形成されているので液状化のおそれが軽減できますね。

その土地の地盤の状況や支持層までの距離に応じて改良の方法を検討する必要があります。

 

これから暑さがさらにきつくなるので職人さんには頭が上がりませんがこれからまたよろしくお願いいたします。

エアコンが必須なこの時期、家に帰ればエアコンの恩恵を受けられる至福な時間が待っています。

ただエアコンは涼しい空間を作り出してくれているけど実際にどんな空気を吸って、吹き出しているのか、どれだけの力を使っているのか皆様考えたことはありますか?

実際にどんな動きをしているのか見てみましょう!

 

私の実家のエアコンで実測をしてみます。

(断熱はあまり良くありません...)

 

 

エアコンの仕様はこんな感じで4.0kwのエアコンになります。

ちゃんと4.0kw動いているのでしょうか。

26℃設定としています。

 

色々と測っていきます。

 

 

吹き出し口のサイズは0.65m×0.1m=0.065㎡

ここから風が出てきます。

 

 

吸い込み口は温度28.5℃、相対湿度58%

エアコンは上部から室内の空気を吸い込みます。

 

 

吹き出し口は風速3.3m/s、温度18.3℃、相対湿度94.6%

吹き出し風量=0.065㎡×3.3m/s×3,600s/h≒772㎥/h

吹き出し口からは結構冷たい空気が出ていることが分かりますね。(空気が冷たいので相対湿度が自ずと高くなります)

 

その他必要な吹き出し口と吸い込み口の温度や湿度などすべてをひっくるめたエネルギーの差として比エンタルピーというものがあり、吹き出し口と吸い込み口の差が15kJ/kg(DA)で計算のために㎥あたりに直すと5wh/㎥

 

そして、吹き出し風量とエネルギー差をかけるとエアコンがどれだけ動いているか分かります。

772㎥/h×5wh/㎥=3,860w≒3.9kw

となりちゃんと4kwの仕事をこなしてくれていることが分かりました。

 

細かく見ると実はこの3.9kwは温度のために使っている分と湿度のために使っている分に分けることができます。

温度の方には約2.7kw、湿度の方に約1.2kwとそれぞれに力が使われています。

前回のブログで少し書いたように梅雨時期や高断熱のお家などはこの温度の方、顕熱といいますが顕熱の力が大きいために室温がすぐに設定温度に達してしまい除湿がしきれなかったりします。

住宅系ブログで有名なプロ施主様がされている吸い込み口にタオルを乗っける方法も強制的にエアコンの風量を減らして顕熱の力を落としていることになるんですね。プロ施主様たちの考えすごいですよね...

空調設計講座を受けているとこのようなことも詳しく分かるので私ももっと頑張っていかなくては。。

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