来客を迎えるポーチの「前庭」
ウッドデッキのある「中庭」
観賞用の「坪庭」
と3つの庭を配置。
室内に光と風を届けるだけでなく、家のどこにいても緑を愛でられるように。
窓を開け放てばゆとりのデッキと中庭もリビングの一部に。
隣地に茂る竹林の美しい借景が、家族の心を潤してくれる。
街並みや自然に程よく開かれた、ゆとりに満ちた住まいです。
構造:木造軸組
いい家とは
そこに住む人が
「安心で快適に永く満足感を持ち続け、笑顔の絶えない健康的な空間」であると感じることができればよいと考えます。
私たちが提案していることは、建物自体というよりも、近ごろ日本人が忘れかけている、光や風や緑といった、自然の近くでそれらを心地よく感じていただける暮らし方です。
耐熱性・断熱性・保証制度等、ひとつひとつは非常に重要なことで、どれも高い水準で満たしていることは現代の住まいでは大前提です。それに加えて、地域の風土に合った、何よりも住まい手の感性に合った家を設計する力が創り手にあるかどうかが、「いい家」と感じていただけるための大きな要素だと考えます。
いい家プロジェクトを通して、家づくりに対する考え方が「人間らしく暮らす」という方向に少しでもシフトしていただければ幸いです。
インナーガレージが存在感を放つ。
アプローチを進むと、
前庭の緑と、格子越しに見える中庭が、
来客を迎え入れる。
木の温もりに包まれ、
畳敷きが清々しいリビング。
床が上がっているが、
天井の化粧梁のおかげで圧迫感がない。
クリの無垢床が素足に心地よい空間。
ダイニングとリビングの床面は
15cmの段差を設けた。
空間にメリハリが出るほか、
埃が溜まりにくいメリットもある。
日当たりのいい
南側に大胆にとった
アマゾンジャラのウッドデッキは、
中と外とを緩やかにつなげてくれる存在。
心にやすらぎをもたせてくれる。
格子を通して見えるダイニング。
光がこぼれる陰影は
まさに芸術的。