最近の工事費変動の話
２年ほど前からウッドショックを皮切りに建設資材の値上がりが続いていました
値上がり前から建築費が２割から３割近く上がったと思います
価格の変動が急激なので現場ではとても混乱しましたね
木材の値上がりの時には木材が予定通り入荷しない時期が有りましたので、木材屋さんは自社の工法を採用している工務店に優先的に納品したようです。
在来工法で木材屋さんの工法を採用していない工務店さんには木材の納品をお断りしてたそうです
木材屋さんに意向に沿わない工務店は木材が入って来ないので大変困ったでしょうね
最近はウッドショックの木材高騰も落ち着いて来ました
住設機器や工事費が上がったで建築費も随分高くなりましね
そうなるとなかなか家を建てる事が出来なくなります
建築費の値上がり後から家の着工数が減って来ています
そうなると木材が供給過剰で余って来ているので今度は木材の価格が下がって来ています
ウッドショックの時は木材屋さんもかなり強気な態度でしたが・・・木材が余って来たら在庫処分をする為にこれまた安く出しているようです（なんてこった）
木材の材料費が下がっているので安くなった材料で工事費を安くする工務店が出てきますね
高い時には断られてたけど安くなったら手のひらを反して買ってくれと言うのでしょうね
これまで40年建築業界に携わってきましたが住宅の着工数が下がっている時に低価格を売りに受注している会社は消えて無くなっていますね
価格が安いのは魅力的ですが低価格の家は材料費だけでなく施工費も安くしているで良い家になっているのか心配です
目先の価格だけで良し悪しを判断するのでは無くて無駄な経費を掛けずに良い材料と施工で建てた家が長持ちする家になります
50年80年と長く使うしっかりとした家にしたいですね
価格で比べてとびつくと後で後悔しそうです
最近は建築費が値上がりしたり値下がりしたりと不安定です
不安定な時期でもしっかりと価格を見極めて三方良しの仕事をしたいですね
建築費が掛かりますが耐震等級3と床下エアコン暖房と小屋裏エアコン冷房は標準仕様です
細く長く世間に愛される会社を目指す設計木花家です
本物の高気密高断熱住宅を原価で建てる設計木花家です
