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エアコンを24時間運転してみた

2019年08月28日

築48年の戸建て住宅をリノベーションして、断熱性能を北海道基準(Ua値0.46)程度に補強した住まいの光熱費を記録しています。
定期的にシミュレーション結果と実測値をレポートしていますが、さて最高気温が35度の日が続いた今月の結果がこちらです。
お盆の1泊2日の旅行を除いては、24時間エアコンつけっぱなしで生活して9,803円!
エコキュート、IHでオール電化なので、この他にかかっているのは上下水道料金のみです。
気象条件が異なるので単純比較できませんが、7月は点けたり消したりしていて8,546円で、8月との差は1,257円。
ランチ2食分多めに支払えば、24時間運転できちゃう計算になります。
シミュレーション結果を超える金額になるんじゃないかとびくびくしながら運転していましたが、驚くほどの安さに感激しました。
 
ただし、どんな住まいでもこのような結果になるわけではありません。
一定水準以上の断熱性能、間取り、エアコンの選定と運転の仕方、生活の仕方になります。
 
断熱性能は高ければ高いほど望ましいですが、最低でもZEH(Ua値0.6)、望ましいのは北海道基準同等のHeat20G2(Ua値0.46)程度です。
 
間取りは、庇や屋外ルーバー、すだれ等で夏の強い日射を遮る配慮が必要です。
逆に、冬は日射を採り入れて暖房効果を得なければなりません。
 
エアコンの選定は、しっかりと計算をして選ぶ必要があります。
一般的な畳数表示は断熱をしていない家を基準としているので、部屋の大きさと同じ畳数のエアコンを選定しては過剰スペックとなってしまいます。
大きなエアコンは、負荷の少ない安定した運転をしている最低限の電気量が多くなってしまうのでそのぶん無駄です。
また運転の仕方は、設定温度を1度上げると約1割電気量が増えるので、設定温度に気を付けなければなりません。
最近のエアコンはリーズナブルなシリーズでも優秀なので、温度も風量も自動運転で間違いはないと思います。
場合によっては扇風機を併用することで、部屋の空気をより効率的に回せて涼しくなります。
 
生活の仕方は、そもそもフルタイムの共働きで家にいる時間が短い家庭は24時間運転はもったいないと思います。
昼間の買い物やお出掛け、パートタイマーで3時間や4時間程度しか家を空けないって家庭には、24時間運転が向いています。
 
住まいのデザイン、暮らし方はその家庭によって異なるので、家づくりをする際は具体的な生活リズムも住宅会社に伝えながら打合せすることで、24時間エアコンが向いている住まいにする提案等もしてもらえるはずです。
住まいづくりは、暮らし方のデザインなので、エコで快適に暮らす一つの手法として、高い断熱性能の住まいはおすすめです。
 
 

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佐々木不動産