断熱工事中
こんにちは、隅です!
今年最後のブログとなりました。
今年は去年よりもまだブログを更新できたのではないかと思っております...
来年は今年よりも頻度高く更新を目指します!
最後は断熱工事中の野々市市押野の物件です。
断熱材は高性能グラスウール。
隙間なく綺麗に施工されていますね。細かい話ですがちょこちょこと部分的に張られている先張りの気密シートも後々施工手間を減らしてくれます。
弊社は断熱材の施工後施工不良が無いか検査を実施しています。
大工さんに全てを任せてしまうのではなく私たちも検査をすることで高性能グラスウールに最大限に性能を発揮してもらいます。
その他にも玄関ドア下の断熱材(青い部分)を追加で施工したり、玄関部分は基礎断熱となりますので防蟻対策も重点的に行います。
角に見えているベージュの材料が防蟻の材料となります。
床に顔がつくんじゃないかくらい顔を近づけて確認します。
他にもこのような建築金物も断熱しておく必要があります。
この金物はホールダウン金物といって基礎と柱など頑丈に接合する非常に重要な金物で基礎から室内まで伸びています。
ではなぜホールダウン金物は断熱が必要なのでしょうか。
実は前回のブログの金物の断熱と同じなのです。
建物の断面で見るとグレーの部分が基礎となります。
ピンク色の部分が床の断熱材です。
基礎から上に黄色の線が伸びていますがこれがホールダウン金物となります。
床断熱の場合、床下の空気というのは外気とほぼ同じとなりますので冬場冷えた空気が充満しています。
その冷えた空気が基礎にあたりコンクリートが熱伝導を行い、ホールダウン金物へと行きつきます。
前回のブログでもあったように金物というのは熱伝導率が高いので熱を通しやすいもの。
単純に言うと冷えた金物が室内にニョキっと出ていることになるのです。(実際には壁の中に隠れています)
結露にも繋がるかもしれないこの冷たい金物の部分を無くすために断熱を行います。
このようにウレタン断熱材でモコモコにした後
劣化防止、気密のためテープ処理をして終了
このような金物の部分はホールダウン金物以外にも建物内に多く存在しますので室内に影響を及ぼすのか考え、対策を取らなくてはいけません。
次回は気密工事のお話ですかね。気密測定まであともう少し!
弊社の年末年始休業は2022年12月30日(金)~2023年1月5日(木)となっております。
それでは皆様良い年をお迎えください
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