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再エネ賦課金が値上がり!

2025年05月14日

こんにちは。
今回は、びっくりしない電気代のために、今こそ考えたい家づくりの工夫をお話しします。

「なんだか電気代が高くなってきた…」そう感じていませんか?
実は、ただの気のせいではありません。2024年度から再エネ賦課金が大きく引き上げられ、2025年5月分からはさらに上昇しています。

家を建てるなら、今後の電気代高騰を見据えた工夫が欠かせません。今回は、再エネ賦課金の仕組みと、これからの家づくりで意識したいポイントをお伝えします。

再エネ賦課金とは?

「再エネ賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金)」とは、再生可能エネルギー(太陽光や風力など)で発電された電気を、私たちが使う電力会社が一定価格で買い取るために必要な費用を、電気を使うすべての人が負担する制度です。

つまり、電気の使用量に応じて、自動的に請求される“再エネ支援のための上乗せ料金”です。

どのくらい上がったの?最新の賦課金単価

では、実際にどのくらい値上がりしているのでしょうか?

  • 2023年度:1.4円/kWh

  • 2024年度(2024年5月〜2025年4月):3.49円/kWh

  • 2025年5月〜:3.98円/kWh

なんと、わずか2年で約2.8倍に!

例えば、月に300kWhの電気を使う家庭では…

  • 2023年度:約420円/月

  • 2024年度:約1,047円/月

  • 2025年5月以降:約1,194円/月

1年で約9,000円以上の負担増になる計算です。

今年の冬、1,000kWh以上電気を使ったご家庭も少なくなかったはず・・・。
そんなご家庭は、約4,000円上乗せされるということになります。

電気代は今後も上がる可能性大

再エネ賦課金だけではありません。電気代の高騰には、以下のような要因も関係しています。

  • 原材料(天然ガス・石炭など)の高騰


  • 円安による輸入コストの増加

  • インフラ維持・送電コストの上昇

  • CO₂削減への取り組みによるコスト

つまり、今後も電気代が安くなる見込みは少ないのが現実です。

家づくりでできる“電気代対策”とは?

 

将来的な電気代の負担を減らすには、家そのものに工夫を取り入れることが大切です。

1. 太陽光発電を設置する

自宅で発電して、自分の家で電気を使う「自家消費型」が主流になっています。
売電価格が年々下がっている今、昼間に自分の電気を自分で使うことで、再エネ賦課金も含めた電気代を抑える効果が期待できます。

設置費用はかかりますが、長い目で見れば電気代の“固定費”を削減できる選択肢になります。

2. 高断熱・高気密の家にする

冬に暖房が効きやすく、夏も涼しさが逃げない家。これが「高断熱・高気密住宅」です。
外気の影響を受けにくいので、エアコンの使用頻度が減り、電気代も抑えられます

冷暖房の効率が良い家=電気に頼りすぎない家。だからこそ、電気代高騰にも強くなれます。

3. 換気や通風を工夫する

エアコンだけに頼らず、**自然の風や太陽の熱をうまく取り入れる設計(=パッシブ設計)で、日中の冷暖房を最小限にできます。
さらに高性能な換気システム(熱交換型)**を導入すれば、空気の入れ替えをしながら室温も維持。光熱費の無駄を抑えられます。

最後に:電気代に振り回されない家を建てよう

再エネを支えることは大切です。
でも、賦課金の上昇は家計にとって無視できない負担になっています。

「家を建てたあとに電気代が想定以上に高くて困った…」
そんな後悔をしないために、これからの家づくりには光熱費まで見据えた設計が求められます。

  • 太陽光発電による自家消費

  • 高断熱・高気密でエネルギーロスを最小限に

  • 賦課金や電気代の影響を受けにくい暮らし

これから何十年と暮らす家だからこそ、初期コストだけでなく「暮らしのコスト」にも注目して、未来に備えてみませんか?(^^)

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