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空気環境を守る、かしこい住まいのヒミツ「正圧と負圧」
2025年08月27日
スマートハウスでは、「断熱性」「気密性」「換気性能」の3つがとても大切!!
と、これまでご紹介してきました。
今回は、換気をより効果的にするために欠かせない考え方、
「正圧(せいあつ)」と「負圧(ふあつ)」についてご紹介します。
正圧とは?
空気の流れには、圧力差が大きく関わっています。
外気圧よりも、住宅内の気圧が高い状態を「正圧」といいます。
イメージとしては、
家の中に新鮮な空気がパンパンに満ちていて、内側から壁を押しているような状態。
こうすることで、外の空気(花粉・PM2.5・湿気・ウイルスなど)が
勝手に入ってくるのを防ぐことができるのです。
どうやって正圧にするの?
「正圧」をつくるには、家の中に取り入れる空気(給気)を、
外に出す空気(排気)よりも多くする必要があります。
そのためには、
・給気用モーター
・排気用モーター
の2台のモーターを使って、
それぞれの流れをしっかり制御することが必要です。
※一般的な第一種換気システムでは、
1台のモーターで両方を行うタイプも多く、正圧にはなりにくいのが現状です。
正圧を保つメリット
・外の空気の侵入を防げる
 →花粉、PM2.5、湿気、ウイルスの対策に
・気圧変化による不調(気圧病)の軽減も期待
 →雨の日に頭が痛くなる人が増えていますが、
 正圧環境なら気圧差が少なく、症状が和らぐケースもあります
・空気の質が一定に保たれる
 →家全体が、常に新鮮な空気に満たされて快適!
負圧ってなに?
一方で、家の中の気圧が外よりも低い状態を「負圧」といいます。
この場合、すき間から外の空気が勝手に入ってきてしまうため、
・室温が不安定になりやすい
・冷暖房効率が下がる
・ヒートショックなど健康へのリスクも
 など、さまざまなデメリットがあります。
まとめ
空気の流れをコントロールする「正圧・負圧」の考え方は、
これからの家づくりでとても重要なポイント。
「正圧」で家を満たせば、快適で健康的な空気環境が叶います。
「スマートハウス」では、風量・風速にしっかり対応した第一種換気システムを採用し、
目に見えない「空気環境」まで丁寧に設計します。
次回のテーマは…【パッシブデザイン】
断熱・気密・換気・省エネ性能――それらを活かすカギが「パッシブデザイン」!!
次回も、スマートハウスの魅力をわかりやすくお届けします!
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