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驚きの光熱費 くべるの家
2024年12月04日
先日から省エネについていくつか記事を書いていますが、
実際のところ、それでどれくらい電気代が安くなるのか
というところですが、昨年お引渡しをさせていただきました
くべるの家のお客様に光熱費を共有させていただきました。
自分の家の電気代でいいじゃないかと思うかもしれませんが、
残念ながら我が家は気密工事をしていないのです。。。
我が家は築11年で、気密工事を標準化にする前の
物件なので、参考になりません。。
が!!
この際なので、我が家の電気代と比較して書きたいと思います。
まずは我が家のスペック
延床40坪 一部仕事場付き、UA値0.3以下気密施工無し(隙間だらけ)
気密工事はしていませんが壁は付加断熱で16キロGW210mm
床はネオマ70mm、APW430と断熱性能はかなり高めの仕様です。
一般の方と大きく違うのが子供が4人の6人暮らしなので
そこが光熱費にどのように影響するのか微妙なところです。
また、薪ストーブがあるので、冬場の暖房費はかなり少なめです。
一方くべるの家のスペック
延床面積16坪+ロフト2坪 計18坪
UA値0.37(付加断熱無し)C値0.1(0.07)
子供二人とご夫婦の4人暮らし
基本的にどちらもエアコン24時間つけっぱなし
くべるの家はコンパクトなので、多湿の場合除湿器稼働
我が家は冷房はずっとつけっぱなしで、冬場は
夜中から朝にかけてエアコンをタイマーで稼働
というような環境での電気代の比較になります。
まずは我が家の電気代
昨年の11月~今年の10月までのデータです。
11月 11,561
12月 13,341
1月   14,911
2月   14,590
3月     14,947
4月     12,276
5月     13,167
6月     15,320
7月     20,317
8月     29,993
9月     23,422
10月   17,285
合計 201,130
次にくべるの家
11月 9,048
12月 10,688
1月   13,173
2月   12,834
3月     13,749
4月     9,659
5月     8,942
6月     10,644
7月     11,697
8月     12,406
9月     11,307
10月   9,067
合計 133,214
このような結果となりました。
我が家が薪ストーブなので、比較が難しいところですが、
おそらく暖房をエアコンにした場合は年間でプラス5~6万円ほどとなるので
大体年間で倍ぐらいの電気代となるのではないでしょうか??
平均で毎月1万円ほど電気代がお安くなるのであれば
高気密化は十分に元がとれる施工と言えます。
もちろんサイズが小さいということでも電気代が少し落ちると思います。
そして、小さいことでメンテナンス費もぐっと落ちます。
外壁や屋根などの表面積が減ることで
将来的なリフォーム代もぐっと落とすことができる。
つまり、日々の修繕積立費も低くできるということです。
イニシャルコストも抑えることができるので、
住宅ローンや光熱費、修繕積立費が
世の中の一般的な住宅と比べると
月々6~10万円ほど抑えられる計算となります。
家づくりで大切なことは
イニシャルコストとランニングコスト、メンテナンスコストの合計
つまり生涯コストであると言えます。
これらを分解して考えると
イニシャルコストで月3~6万円ダウン
ランニングコストで月1万円ダウン
積み立て修繕費で月2~3万円ダウン
これらの合計がくべるの家と一般的なお家の差額になると
考えられます。
30年で2160万円~3600万円もの差額になります。
生涯で一番大きな買い物だからこそ、目先の金額だけでなく
生涯コストでも考える必要がありそうです。
小さな高性能住宅が気になる方はぜひ一度お問い合わせください。
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