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【良い家とは?】nominoieが思う、良い家をつくるためのコツ

2026年02月27日

建築家が考える、良い家をつくるためのコツ
家づくりの相談を受けると、多くの方がこう言います。

「せっかく建てるなら、こだわりたいんです」
その気持ちはとてもよく分かります。
一生に一度の大きな買い物。後悔したくない。理想を全部詰め込みたい。
当然のことです。

けれど、私が考える「良い家をつくるためのコツ」は、少し逆です。

こだわりが強すぎないこと。

これが、実はとても大切だと思っています。

こだわればこだわるほど、コストは上がる
特別な素材、特注の造作、複雑なデザイン。
細部まで追求すればするほど、当然コストは上がります。
もちろん、本当に必要なこだわりは大切です。
けれど、「なんとなく素敵だから」という理由で積み重ねたこだわりは、気づけば予算を大きく超えてしまうことも少なくありません。
家は完成がゴールではありません。
その後も、ローンや維持費と長く付き合っていくものです。
無理のない計画こそが、結果的に良い家につながります。

こだわっても、意外と飽きる
流行のデザインや、今はとても気に入っているテイスト。
でも、10年後も同じ気持ちでいられるでしょうか?
派手なクロス、特徴的すぎる間取り、奇抜な設備。
強い個性は、魅力でもあり、同時に「飽き」の原因にもなります。
シンプルなデザインは、長く愛せます。
住む人の変化にも、家族の成長にも、柔軟に対応してくれます。

こだわりすぎると、住みにくくなることもある
デザインを優先しすぎると、

  • 収納が少ない
  • 動線が悪い
  • 掃除がしにくい
  • 家具の配置が難しい

といった問題が生まれることがあります。
写真では素敵でも、実際の生活は毎日の積み重ねです。
毎日使うキッチン。
毎日通る廊下。
毎日座るリビング。
「見た目」よりも「使いやすさ」のほうが、圧倒的に満足度を左右します。

シンプルが一番強い
私はいつもお客様にお伝えしています。
迷ったら、掃除がしやすいや、シンプルを選びましょう。
装飾を足すのは簡単です。
けれど、削ることはできません。
余白のある家は、住む人が少しずつ完成させていけます。
家具や植物、家族の思い出が重なって、自然とその家らしさが生まれていきます。

本当に優先すべきこと
良い家とは、

  • 住みやすいこと
  • 居心地が良いこと
  • 掃除がしやすいこと
  • 無理なく維持できること

そういった「毎日の快適さ」が整っている家だと思っています。
特別なことをしなくても、帰るとほっとする。
朝、気持ちよく目が覚める。
そんな家こそが、長く愛される家だと思います。

こだわらない勇気。
引き算の美学。
この考えが絶対ではありませんが、参考程度になれば幸いです。

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