株式会社 設計木花家(こかげ)
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株式会社 設計木花家(こかげ)
商品の価格と価値
2025年09月19日
弊社で台車が複数台必要になったのでスチール製の価格の安い台車を数台買いました。
数台必要なので価格が2倍程した商品と比べましたが見た目がさほど変わりないので安い商品を購入しました
それからまた台車が1台必要になったので価格が2倍したスチール製台車を購入しました
どちらも問題なく使用してたのですが・・・いつからか安い方の台車の車輪からゴトンゴトンと音がするし、思った方向にスムーズに行かなくなり押すのにも力が必要になったので、車輪とボルトを外してみました。

ボルトと車輪のベアリングがすり減ってガタが来てました。
同じ頃に買った価格が2倍した台車は何の問題も無くスイスイと動いてます

住宅も、新築で仕上がったばかりの家を見ると、ローコスト住宅としっかりとした住宅では値段の違いが分からないと思います。
実際、自分が見てもローコスト住宅としっかりと設計施工された家の価格差が何処に有るのかと思うくらいです。
しかし・・・本当の家の価値は15年を過ぎると違いがはっきりと出てきます。
15年ぐらいまでそこそこの家で良いという考えも一つの考えだと思います。
35年のローンが終わるまで建っていればそれで良いという考えも一つの考えだと思います。
私は35年のローンが終わってから後何十年しっかりとした家を建てる事が大切だと思ってます。
ローコスト住宅の仕様で建てればそこそローコスト住宅の金額になると思いまが、35年のローンを組んで家族が安心して住めるしっかりとした住居には設計者として責任は取れません
一例ですが、屋根裏収納室に上る階段前に戸が付きますので普段は見えない為一番安価な階段商品を設計しましたが、ローコスト住宅ではメイン階段に使用されてました。
色やデザインを見れば問題ないように思われますが、毎日の上り下り階段の摩耗は思っているより多いです。
台車1台をとっても、新品の時は2倍もする価格差が分かりませんが、使っている内にしっかりと価格の違いが出てきます。
良い物を安く原価で建てるオープンシステムで丈夫で安心出来る高気密高断熱住宅を建る設計木花家です。
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