株式会社 設計木花家(こかげ)

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株式会社 設計木花家(こかげ)

難しい換気計画

2025年09月19日

この所ブログの更新が空いてしまいました・・・(涙)
出来上がった家の完成引渡と新規のお客様の敷地調査・プランなどを行っていましたので少しお留守になりました
 
現場も行かないでブログ更新に熱心な人も居ますが・・・現場第一の設計木花家です!!
引渡をした完成気密測定「気密値C値0.1」の家はとても暖かい家に出来上がりました
お客様も暖かい家に大満足です。
換気システム(第一種換気扇)も計画通り空気が回っているので安心ですね
 
 
先日、東京で換気システムや換気計画の勉強会に参加してきました
今回のセミナー主催は「(株)MXエンジニアリング」さんの企画です
会場は東京新宿区の飯田橋レインボービルです
 
MXエンジニアリングの湊社長さんは私が住む金沢市出身です(びっくり)
住宅を設計する人や工務店向けのセミナーを色々行っています
問題点の切り込みも鋭いのでとても勉強になります
 
 
講師の先生は「北海道大学 福島先生」です
日本にまだ断熱や気密の大切さを分かっていない時代からずーと断熱と気密の重要性を勉強されてきた先生です。
 
 
設計木花家でも中間気密測定と完成気密測定を行っている測定器を考案して製作した先生です
気密の基準はそれぞれの国で測定方法と測定値を決めているので国際基準とかは無いそうです
 
昭和50年前半の家の隙間を全部集めると新聞紙程の隙間になります
平成10年頃の家の隙間を全部集めるとA4程の隙間になります(C値5.0)
現代の次世代エネルギーの家の隙間を集めるとはがき程の隙間になります(C値1.0)
最近の高気密住宅の家の隙間を集めると名刺程の隙間になります(C値0.5)
設計木花家の建てる家の隙間を全部集めると・・・3㎝四方程になります(C値0.1)
 
紙の大きさで見ると違いがよく分かりますよね
 
 
気密と断熱はとても大切です
気密が悪いと隙間風が入ってきて窓際とかに座ると寒くなります
断熱が悪いと結露等発生して部屋の中が寒くなります
換気が悪いと・・・あまり体感で分かりません
 
換気もとても大切なのですが気密や断熱ほど目に見えないのでおろそかになってしまいます。
 
せっかくの換気扇も、モーターの音がうるさい・電気代が掛かる・風が寒い等と言ってスイッチを切ってしまう家が大変多いそうです。
 
それって・・・換気扇設置の位置や機種や換気経路に問題が有る為です
換気扇も設置しただけで空気の流量調整や確認などはしてないそうです
換気の専門家が居ないので機械を付けただけで測定確認する専門家が居ない!!!
なんじゃーそれって感じです
訳も分からず機械を設置して換気量調整もしないからモーターの音がうるさい、電気代が掛かる、寒いって言ってスイッチを切る事になってしまいます。
 
金沢には換気の専門家「福田温熱空調」さんがおります。
設計木花家でも中間と完成の2回気密測定をお願いしている会社です
勿論換気扇の販売と、なんと言っても何十年前の機械でもきちんと修理メンテナンスも行ってくれる頼もしい会社です。
 
北海道の先生の話を聞いていると近くに換気の専門工事業者さんが居てくれるのでとても安心ですね。
あまり知識の無い設計士や工務店が見真似で換気システムを設置するからお客様の満足度も無くトラブルになります。
 
設計木花家の高気密高断熱の家では、全棟床下エアコン暖房と床下に熱交換第一種をセットで設置しております。
気密と断熱と換気の3つが同じレベルで設計や施工をされていないと本当の高気密高断熱の家にはならないです
ものまねで行っている設計士や工務店には注意が必要ですね
 
何でも北海道が進んでいるように錯覚しますが本当にしっかりと設計と施工されている業者さんを見極める事が大切ですね
 
本物の高気密高断熱の家原価で建てる設計木花家です
断熱と気密と換気を高いレベルで計画する設計木花家です
 

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佐々木不動産