内装仕上げのお話
内装仕上げって何を選んでますか?
もしくは選ばされてますか?
普段弊社では、床は表面が突板(薄い本物の木)が貼られたフローリングに、壁と天井ビニルクロスを採用することが多いんですが、このリノベ物件は設計士の社員の住まいということで、普段とは違ったこと仕様を採用しています。
床は厚さ15mmの無垢のクルミフローリングを採用しています。
無垢材の施工で面白いのが、写真のように厚紙を挟んでいくんですね。
なぜかというと無垢材なので木が乾燥収縮して動くので、動く余裕を設けるためです。
天井は厚さ3mmのシナ合板を貼り付けました。
接着剤と目立ちにくい小さな釘で貼り付けていくんですが、接着剤が乾くまでは緑色の仮釘を打ち付けておきます。
仮釘なので、もちろん後程外します。
壁は12月上旬にDIYワークショップイベントとして、皆さんに左官で塗り壁を塗っていただきます。
床と天井は木、壁は塗り壁と自然素材で仕上げることで柔らかな雰囲気になるよう考えています。
自然素材はメンテナンス必須になります。
木は乾燥収縮で隙間ができる可能性があるし、塗り壁はひび割れや何か引掛けると欠けてしまったりします。
メンテナンスし続ける手間がかかるけど、自然素材でしか得られない柔らかな雰囲気があります。
世話がかかる子だと思えば、メンテナンスするたびに愛着に変わっていくと思うので、そのご理解がある方には自然素材の利用はおすすめです。