借りられるお金と返せるお金は違う!住宅ローンの選び方
前回、資金計画で大切な3つをお話ししました。
今回は、住宅ローンのお話をさせていただきます。
余裕のある暮らしをしたい方は必見です!!
おさらい~資金計画の進め方~
資金計画は、どのタイミングで行うか?が重要になります。
土地を決め、プランを作成し、
建築業者を決めて見積もりを提出してもらうと同時に
「資金計画」という名の予算シートを出してくれる住宅会社が多いのです。
このタイミングで資金計画を行うのは、
意味がありませんし、よくないです。
資金計画とは、
全体の予算をはじめ、
土地や家などに一体それぞれいくら予算を振り分けるか
という計画を立てるために行うのですから、
家づくりの最初にしなければ意味がないのです。
ですから、家づくりは、
まずは、資金計画から始めるということが重要なのです。
肝に命じておいてください。
住宅ローン選び
ここから今回の本題です。
資金計画で最初に行うのが、「住宅ローン選び」です。
では、住宅ローンについて考えましょう。
「住宅ローン」で借り入れ金額を決めるときは、
1、 金利タイプ
2、 返済期間
3、 月々返済額
この3つをもとに決めていきます。
金利タイプについては、また違う回でお伝えしますね。
~返済期間について~
一般的には、返済期間は、35年ですが、
最近、銀行は40年をすすめるようになっています。
ちなみにフラット35という50年まで大丈夫という商品もあります。
返済期間については、多くの方が勘違いしていることがあります。
それは、5年単位でしか決められないということです。
実は、5年単位という決まりなどありませんし、
あなた自身で自由に決められるのです。
好きな年数で、32年とか26年とか・・・・
またフラット35という商品を選ぶ時、
商品名がフラット35だから
35年返済しかダメだと思いこんでおられる方も
いらっしゃるかもしれませんね。
決してそのようなことはないのでご安心ください。
返済期間については、
返せる金額を考えたうえで決めていただければと思います。
ただし、あまり短い期間で設定した場合、
借入金が少なくなってしまうことになるので、
予算を考慮して決めていただければと思います。
~月々の返済金額について~
あなたは、毎月いくらなら返済できますか?
1、 現在のアパートの家賃で払っている金額ぐらい?
2、 家賃に1万円足したぐらい?
3、 家賃に2万円足したぐらい?
4、 せっかく一生に一回、家を建てるのだからもっと?
ここで答える金額については、
あなたの価値観によるものなので、
正解があるわけではないのですが、
強いていうなら、
何を基準に決める?かということが重要になります。
あなたが、
現在のアパート、マンションにお住まいなら、
「家賃」+「光熱費(電気・水・ガス)」+「CATV代」が、
移住費としてかかってきますよね。
そして、家を建てるとなると、
この「アパートの家賃」が「住宅ローン」に変わり、
さらに「固定資産税」がかかるようになります。
また、新築をするとなると、
家の面積が増える分、光熱費が多少上がるかもしれません。
また20年後、30年後の
「メンテナンス」「リフォーム」に備えて、
その積立をしていく必要があると思われるかもしれません。
そうなれば、本当はまず、「資金計画」を作成し、
「資金計画」に加えて「生命保険」も見直した方が良いのですよね。
住宅ローンを借りると、
団体生命保険という生命保険に加入することになります。
そうなれば住宅ローンを組んだお施主様に、
もしものことがあった場合、
住宅ローンがその保険金で相殺されることになります。
つまり手厚い保障がつくということになります。
ですから、家を建てる機会に、
一度今加入されている生命保険を見直しすることも大切なのです。
無駄に保障ばかり大きくして、
保険金をかけすぎてしまっている方も結構おられるようです。
もし、保障の手厚さは、維持したままで、
保険の金額が1~2万円少なくなれば、
固定費や将来の修繕費用の積み立てができます。
保険の見直しもぜひ考えていただき
返済金額を算出していただければと思います。
住宅ローンは、以上のことを踏まえたうえで、
選ぶようにしていただければと思います。
そして、そこから算出された借入金額に、
負担できる自己資金を加えた合計金額が、
あなたにとって最善な全体予算というわけです。
なかなか大変な作業です・・・
最後にお伝えしたいのが、何度もお伝えしますが、
「借りれる金額」と「返せる金額」は違うということです。
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