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#家づくり
#パッシブ設計
五月病の原因はお家?~光を取り入れる家づくりについて~
2026年05月26日
皆さん、こんにちは。
ゴールデンウィークが終わり、からっとした日が増え、こたつが片付いた方も多いのではないでしょうか。
今回は、5月にまつわる家づくりのお話をします。
1. 五月病と「家の中の閉塞感」の意外な関係
ゴールデンウィークが明け、心地よい季節のはずの5月。 「体が重い」「やる気が出ない」といった不調(いわゆる五月病)を訴える方が少なくありません。

環境の変化だけでなく、実は「家の中の光」が原因かもしれない、と言われたら驚くでしょうか?
石川県小松市特有の気候リスク
私たちの暮らす北陸エリアは、全国的に見ても曇りがち。
こうした地域で「晴れの日」を基準に家を建ててしまうと、曇りの日の室内が驚くほど暗くなります。
逆に、暗さを恐れて窓を大きくしすぎると、晴天時に室温が上がりすぎたり、眩しさに悩まされることになります。
パッシブデザイン(自然の力を活かす設計)では、単に窓を大きくするのではなく、直接太陽が見えなくても空全体の明るさを採り入れる「昼光(ちゅうこう)利用」という技術を使い、電気の照明では得られないリラックス空間を作ります。

2. 窓の大きさではなく「光の届く距離」を見る
「大きな南側の窓があれば、家は明るくなる」と信じられがちですが、光は部屋の奥に行くほど暗くなる性質があります。
奥行きが深い間取りだと、お昼時でもキッチンの電気をつけることになりかねません。
パッシブデザインに長けた設計士は、窓を大きくするのではなく、高い位置に配置します(ハイサイドライト=高窓)。
位置が高ければ高いほど、光は部屋の奥深くまで差し込み、天井に反射して空間全体を柔らかく包み込みます。
3. 5月の太陽はすでに「真夏並み」という事実
5月の太陽の高さは、実は「8月の盆休み明け」とほぼ同じです。
気温こそ爽やかですが、窓から入ってくる熱エネルギー量はすでに真夏並み。
そのため、春先であっても「日射遮蔽(熱を遮ること)」が極めて重要になります。

「断熱性能(UA値)が高い」だけの住まいは、一度熱が中に入ってしまうと、魔法瓶のように熱がこもり続け、夜になっても室温が下がりません。これが春先の体調不良や、後の夏バテ・睡眠不足の原因になります。
軒(のき)やひさしの長さを科学的に計算し、「夏の強い光は遮り、冬の暖かい光は採り入れる」という日射シミュレーションができている会社を選ぶことが大切です。
4. 「スペック競争の家」と「パッシブデザインの家」の違い
最近の住宅業界では「断熱等級」や「UA値」といった数値競争が激化しています。
もちろん性能が高いことは素晴らしいですが、数値だけを追い求めた結果、「窓が極端に小さく、なんだか息苦しい家」になっては本末転倒です。
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家A: 数値を良くするために窓を極限まで小さくし、光も風景も遮断したシェルターのような家。
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家B: 窓の配置を計算し、冬の太陽を招き入れ、春夏の熱を遮る、季節を感じられる家。
上記の2つのお家のように、計算上のUA値(断熱性能)が全く同じでも、暮らしの心地よさは天と地ほど変わります。
本当に心地よい住まいを作る会社は、設計段階で「日射シミュレーション」を行い、「5月の午後2時、ソファにどう光が差し込むか」まで予測して設計します。
【まとめ】数値のその先にある「心の心地よさ」を
家は、外で戦い疲れたあなたが、ふっと肩の力を抜いて心身をリセットする場所。 皆さまが理想の家を建てるときは、性能数値だけでなく、その先にある「暮らしの心地よさ」を大切にしてくださいね。
💡 太陽と風を味方につける「パッシブデザイン」をもっと知りたい方へ
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