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コストダウンの方法

2024年12月23日

こんばんは。
 
コロナ化を経て、大幅な値上げを余儀なくされた住宅業界ですが、
 
一昔前にあったローコスト住宅というものをあまり目にしなくなりました。
 
とはいえ、1000万円台の家もまだあるのですから、すごいことだと思います。
 
残念ながら安藤建築事務所では、極端にコンパクトにしない限りは
 
1000万円台での家づくりは難しいのが現状です。
 
家づくりでコストを落とす方法をいくつかご紹介いたします。
 
・単純に素材を落とす(断熱や木材なども含む)
・安価な設備機器の選定
・間取りの単純化(総二階等)
・職人のコストカット
・仕入れを下げる
・家を小さくする
・窓を減らす
・建具を減らす
・フレキシブルに使える空間をつくる
・会社の利益を下げる
・少数精鋭化する
 
このような方法があります。
私たちも、コストが上がり続ける中でなんとかコストを下げる方法はないものかと
毎日検討に検討を重ねています。
 
ですが、もちろんやってはいけないコストダウンもあります。
 
それは、著しく家の性能を損なうこと。
 
例えば、安かろう悪かろうで
 
ランニングコストやメンテナンスコストが増大すると
 
結果的に生涯コストはとても高くなります。
 
同じように職人のコストカットも、協力はありかもしれませんが
 
仕事の質が下がってしまうようなコストカットは
 
結果家のクオリティーを下げてしまいます。
 
もし、なんらかの理由で家のコストを絞る必要がある時には
 
これらのコストカットのどの部分が適用されているのかを
 
見極める必要はあると思います。
 
安藤建築事務所では、基本的にイニシャルコストが高くなっても
 
結果、リフォームの必要がない素材やメンテナンスフリーの素材の
 
選定をします。
 
たとえば無垢の床を例にあげると
 
合板の床は必ず張替えが必要となります。
 
どんなに強いシート張りでもです。
 
もちろんギタギタになっても気にせず使うのであれば否定はしませんが、
 
少なくとも、僕がこれまでご依頼をいただいたリフォームの物件では
 
100%貼替をしています。
 
初めから無垢の床を使用すれば張替えはいりません。
 
もちろん樹種にもよります。
 
100%広葉樹の無垢フローリングを使用します。
 
質感・耐久性共に確保できます。
 
合板との差額は3~6倍ほどします。
 
一見、そんなに差があるのであれば張替えをしても得かと思いきや
 
リフォームの床のおさまりは結構ややこしいです。
 
床を一度はぐって張ろうにも強力な接着剤が残って手間だし、
 
現状の床から張ろうとすると、ドアや引き戸に干渉したり、
 
部分的な張替えがでると段差が生じます。
 
そして、当然ですが床の張替えには大工さんの工事費も入ります。
 
単純に張替えが不要であれば大工さんの工賃は新築時のみです。
 
結果的に大きなコストダウンに繋がります。
 
もちろん樹種は大切です。長持ちしにくい樹種もあるので
 
この辺は建築会社さんとご相談するべきだと思います。
 
安藤建築事務所でも樹種の選定をして、その上で倉庫に在庫しています。
 
外壁や屋根もしかりです。
 
ネットで調べてもなかなか答えは出てきません。
 
だからこそ各素材の特徴を知っておくことは大切です。
 
そして、残念ながらこれらは建築会社に聞いてもわりと
 
はぐらかされる部分なのです。
 
当たり前ですが、住宅のメンテナンスは必要です。
 
ですが、なんでもかんでもメンテナンスフリーに近い素材を使うと
 
建築会社はリフォームの機会を逃します。
 
だからと言って、いついつに壁がダメになるので張替えしましょうなんて
 
建築前に教えてくれるはずもありません。
 
ほとんどの方が30年~40年の住宅ローンを組む
 
かと思いますが、その間全くのノーメンテはあり得ません。
 
ですが、極力ノーメンテ・ローメンテに抑える方法はあるのです。
 
それが素材の選定です。
 
目先のコストに踊らされてついつい買えると思って買って失敗することも
 
少なくありません。
 
そして、一度買ってしまうと絶対にマイナスでしか再販できないので、
 
絶対に失敗は許されないのです。
 
家づくりは生涯コストです。
 
安藤建築事務所では
 
生涯コストを一番安く抑える家づくりをお約束します。
 
イニシャルコストは確かに少し高くつくかもしれませんが
 
その分をプランで工夫し、ダウンサイジングし、
 
しっかりと性能を担保することで、ランニングコストを抑え、
 
超高耐久素材での外壁・屋根施工でメンテナンスコストを
 
最小化します。
 
これ以上書くと長くなりすぎるので、
 
またコストダウンについての話は別で書こうと思います。
 

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