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家を長持ちさせる透湿防水シートの重要性

2025年10月20日

みなさんこんにちは。

 

今回は、普段なかなか注目されにくい建築材料「透湿防水シート」についてご紹介します。
外壁の内側に施工されるこのシートは、雨水の侵入を防ぎ、室内からの湿気を外へ逃がすという、とても大切な役割を持っています。

 

アーツデザインが選ぶ透湿防水シート「ウェザーメイトプラス」

弊社では、デュポン社製の「ウェザーメイトプラス」 を採用しています。
石川県内の工務店では、まだ使用しているところが少なく、現場で見かけることもあまりありません。

一般的な透湿防水シートが白やシルバーであるのに対し、ウェザーメイトプラスは鮮やかな水色。
素材はマスクにも使われている不織布でできており、1.5mや3mといった長尺のロールがあるのも特徴です。

 

 

一般的なシートとの比較(5つの性能)

1. 防風性・気密性
一般的な透湿防水シートの 約1.5倍の性能。
外からの空気の流れを抑えることで、高い気密性を維持します。

 

2. 防水性
雨水の侵入を長時間防ぎ、構造材のカビや腐食を抑制。
建物の耐久性に直結する重要な性能です。

 

3. 透湿性
ウェザーメイトプラスは 6.7パーマ、一般的なシートは 56パーマ
透湿性は高ければ良いわけではなく、アメリカでは「5〜15パーマ」が適正とされています。
この数値により、冬は湿気を逃がし、夏は逆転結露を防ぐバランスの良い性能を発揮します。

 

4. 耐久性・引き裂き強度
一般的なシートの 約3倍の強度
施工中の強風にも破れにくく安心です。

 

5. 紫外線・薬剤への耐性
紫外線に 120日間さらされても劣化しない 高耐久性。
また、農薬系の防蟻剤で性能が落ちる心配もなく、安心して長期的に使用できます。

 

 

施工面での工夫

長さ3mのシートを使えばジョイント部分が少なくなり雨漏りリスクを減らせますが、大工さんが一人で施工する場合は扱いやすい1.5mを使用しています。
さらに、専用のキャップ付きタッカーを使うことで、針穴からの漏水リスクを軽減。強風によるシートの剥がれも防げます。

 

 

 

まとめ

透湿防水シートは、建物の寿命を左右する重要な部材です。
簡単に交換できるものではないからこそ、最初に高性能なものを選ぶことが大切です。

ウェザーメイトプラスは一般品よりコストはかかりますが、家全体の建築費から見ればわずかな差。
むしろ将来的な修繕リスクを考えれば、賢い選択だと私たちは考えています。

アーツデザインでは、「見えない部分にこそ本物を」という考えで素材を選んでいます。
これから家づくりを検討される方は、ぜひ透湿防水シートにも注目してみてください。

 

石川県で高性能住宅をお考えの方は、ぜひアーツデザインにご相談ください。
「内見会」へのご予約はプロフィールから。

みなさまの家づくりが、長く安心できるものとなりますように。

 

それではまた。

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